古河電池は、グローバルにESG 経営への関心が高まる中、社会的価値と経済的価値の両面から社会課題に向き合い、お客様と社会に寄り添う経営を実践し、本業で培った技術とノウハウを活かしながら、企業価値の向上に努めてまいります。今後も健全性・持続可能性をいっそう高め、事業活動を通じたSDGsの達成に挑戦します。
古河電池は、環境配慮型製品の提供や省エネ活動などを通じて、事業活動そのものが環境価値の創造となるよう努めています。
経済産業省資源エネルギー庁が平成28年度(2016年度)より毎年度実施している、省エネ法の定期報告を提出するすべての事業者についてのクラス分けにおいて、古河電池は、2014年度実績より7年連続で最高クラスの「Sクラス」評価を獲得しています。
2021年1月、古河電池はエコロミ社とともに、福島県双葉郡富岡町で、太陽光パネル・サイクルユース鉛蓄電池・インバータを一体化した「サステナブル・エナジーソリューション」の運用を開始しました。
サステナブル・エナジーソリューションは、日照時の余剰電力を蓄え、夜間に供給し、停電時など系統電力の供給が途絶えたときには、系統に依存しないオフグリッド独立電源システムとして機能します。
古河電池は、福島県に生産拠点をもつ企業として、蓄電池・電源技術で県内の再エネ利用促進および環境保全に貢献しています。
アフリカ大陸北西部のモーリタニアでは、商用電源がなく発電機で電力供給している地域が未だ多く、コスト面や環境負荷面での課題を抱えています。
古河電池は、同国の漁業団体施設のオフグリッド(独立型)太陽光発電設備向け蓄電システムにサイクルユース用鉛蓄電池FCPを納入しました。
本システムが導入された施設では、現地漁業関係者向けにワークショップなどが行われています。本システムは、オフグリッド太陽光発電設備の出力安定化に加え、地域産業の活性化および環境保全に貢献しています。
関東地区電気使用合理化委員会では、毎年2月の省エネルギー月間に、電力の有効利用の推進や負荷率改善等、電気使用の合理化に顕著な成果を収めた工場・事業場および個人の表彰を行っています。
2020年表彰において、古河電池の今市事業所がエネルギー管理優良事業者等として最優秀賞を受賞し、同事業所 設備部 上田 俊和が「エネルギー管理功績者」に選定されました。
古河電池は、社員の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に取り組む「健康経営®」を推進しており、以下の「健康経営宣言」に基づき、社員の健康増進に向けた取り組みを全社横断的に加速させています。
【古河電池 健康経営宣言】
古河電池株式会社は、「社員の健康は重要な基盤」を経営課題とし、これまで安全衛生管理の一環として取り組んできましたが、今後は健康経営を意識した活動を推進し産業保健を強化して参ります。
当社の行動指針である「私たちは挑戦者である」を果たすためには、社員一⼈ひとりの心と身体の健康こそが基盤であると認識し、安全と健康をすべてに優先させ「誰もがいきいきと働き、挑戦し続けられる会社」の実現を図ります。
古河電池では、育児休業制度や男性育児短期休暇制度など、育児中の社員の仕事と生活の両立をサポートする制度を充実させています。
2019年度の日本の男性の育児休業取得率は7.48%と、女性の取得率83.0%と大きく乖離しており、他の先進国に比べても低い水準となっています。
古河電池は、男性社員の育児や家事への積極的な参加を後押しし、働き方改革や男性育休取得率向上に貢献していきます。