古河電池は、2020年11月に「古河電池 健康経営®宣言」を制定しました。また併せて「健康経営推進体制」を確立することにより、これまでの安全衛生活動をさらに拡大し、社員の健康増進に向けた取り組みを全社横断的に加速させています。
【古河電池 健康経営宣言】
古河電池株式会社は、「社員の健康は重要な基盤」を経営課題とし、これまで安全衛生管理の一環として取り組んできましたが、今後は健康経営を意識した活動を推進し産業保健を強化して参ります。
当社の行動指針である「私たちは挑戦者である」を果たすためには、社員一⼈ひとりの心と身体の健康こそが基盤であると認識し、安全と健康をすべてに優先させ「誰もがいきいきと働き、挑戦し続けられる会社」の実現を図ります。
(健康保険組合との連携を強化し)
グループ衛生管理活動を活性化させて心と身体の健康づくりを推進する
- 古河電工グループは、経営課題として、従業員の健康の保持増進に取り組んでいく。
- 健康保険組合との連携を強化し、グループの健康づくり活動のレベルの向上と、その従業員のヘルスリテラシー向上を図る。
安全と健康が何よりも優先されるという文化を定着させる事で、安全・安心・快適な職場を構築する。
- 定期健診有所見率60%以下
- 喫煙率25%以下
- 運動習慣者割合40%以上
- 適正体重者割合60%以上
- 睡眠で休養できている割合67%以上
- 高ストレス者割合12%以下 (2023年度ストレスチェック受検率98.9%)
- 年次休暇取得率70%以上
① 身体活動:1日30分以上の運動を週2回以上実施している割合
② 喫煙:煙草を習慣的に吸っている人の割合
③ 睡眠:睡眠により十分な休養が取れている人の割合
④ BMI:適正体重(18.5≦BMI<25)の人の割合
「安全と健康が何よりも優先されるという文化を定着させること」を管理指標で位置づけています。さまざまな取り組みを推進し、安全・安心・快適な職場の構築します。
解決したい経営課題までの健康投資を見える化し、従業員の健康を意識しさまざまな取り組みを実施していきます。
当社では従業員のパフォーマンスの評価・分析のため、プレゼンティーズム指標として東大1項目版にて算出しており、2022年度22.4%、2022年度23.0%(測定人数:1,194人、回答率:89.3%)となっています。アブセンティーズム指標として健康経営ガイドラインに沿って算出しており、2022年度3.18日、2023年度2.93日(測定人数:1,194人、回答率:89.3%)となっています。ワークエンゲイジメント指標はユトレヒト尺度にて算出しており、2021年度および2022年度は2.65点(測定人数:1,232人、回答率:92.3%)となっています。今後も継続してパフォーマンスの向上に努めていきたいと考えています。
<2023年度>
- 平均勤続勤務年数 :12.2年
- 月平均所定外労働時間:18.1時間
- 平均有給休暇取得日数:12.9日
2022年度より従業員の皆さんにも健康づくりに関心を持ってもらい、従業員の健康づくり活動に役立てることを目指し、古河電池健保組合と共有している情報も加え、「古河電池健康白書」を作成しています。
古河電池健康保険組合の事業と連携し、古河電池各事業所・支社で様々な健康づくり活動を実施しています。
■定期健診受診率100% (※2020年度より受診率100%を継続しています。)
■産業医による講話を実施
毎月1回健康に関する講話を産業医より実施しています。
■メンタルヘルス
・メンタルヘルス対策では、外部EAPに相談業務を委託しております。
・メンタルヘルス教育を様々な形で実施しています。
・セルフケア教育を継続して実施しています。
(2023年3月 6日 154名参加)
(2024年2月21日 158名参加)
■受動喫煙防止
・禁煙外来補助など喫煙者に対する禁煙支援も行っています。
・喫煙に関するアンケートを実施し分析結果を従業員へフィードバックしました。
・受動喫煙対策では、喫煙所の減少や利用時間の制限を実施してきました。2023年3月より「定時間内禁煙」、2023年4月より「敷地内全面禁煙」の実施を開始しました。
■女性の健康に関する教育
更年期や女性特有の病気などに特化した動画を配信し、女性に限らず動画を視聴できます。
■感染症予防・対策
・インフルエンザワクチンの職域接種を実施しています。
・新型コロナウイルス感染症対策として消毒や啓蒙活動を実施しています。
■特定健診・特定保健指導
積極的支援者・動機付け支援者への対応を実施しています。
■がん検診
定期健康診断項目に組み込みや費用補助を行っています。
■病気治療と就労の両立支援
健康保険組合と看護師が連携し支援を行っています。
■スポーツクラブ利用の補助
月会費の補助や自宅で参加できるオンラインスタジオを契約しています。
■ヘルスリテラシー向上(健康一言宣言)
ヘルスリテラシー向上のために、2021年より、社長以下全従業員による「健康一言宣言」を始めました。従業員一人一人に自分の健康づくりのために実施することを考え、職場で宣言してもらっています。
■健康増進標語の実施
毎年2月の「全国生活習慣病予防月間」の期間にて標語を提案して頂き、表彰する制度があります。
■看護師、健康経営推進会議事務局が健康に関するコラムを配信し、従業員の健康への関心を高める活動を実施しています。(※ロコモなどを周知しています。)
■階段を利用した意識づくりとして、階段に「消費カロリー」や「健康一言」の掲示を行っています。
<食生活>
■社員食堂での減塩を推奨し、高血圧予防を啓発しています。
■朝食欠食予防として、社員食堂にて朝食の提供を開始しました。(2022年4月4日より開始、いわき事業所)
<生活習慣>
■毎週月曜日を"休肝デー"として制定し、「上手にお酒と付き合っていくために、ご自身のお酒の飲み方を考える日」として推奨しています。
■アルコール依存症スクリーニングテスト(AUDIT-C)の調査測定を実施し飲酒習慣について確認しました。(※ヘルシーライフセミナーの参加者対象)
いわき市による測定会
血管年齢測定:
(2023年2月1日 測定者22名、2月7日 測定者34名)
血管年齢測定および咀嚼力チェック:
(2024年2月20日 測定者25名)
キッコーマン食品(株)減塩しょうゆ啓発活動
(2023年2月1日、7日 いわき事業所 アンケート実施者251名・参加率80%)
(2024年2月19日 今市事業所/針貝工場 実施)
ヘルシーライフセミナー
第1回ヘルシーライフセミナーの実施
テーマ:”肥満予防、手ばかり栄養法、ベジファーストなど"
講師:郡山女子大学 准教授 伊藤 央奈様
(2023年2月2日 参加者20名、満足度4.65(評価5))
第2回ヘルシーライフセミナーの実施
テーマ:”健康的なダイエット"
講師:郡山女子大学 准教授 伊藤 央奈様
(2023年3月1日 参加者15名、満足度4.57(評価5))
第3回ヘルシーライフセミナーの実施
テーマ:野菜を食べよう(野菜の摂取について自分の食生活を振り返ろう)
講師:郡山女子大学 食生活栄養研究室
(2023年11月7日 参加者19名、満足度4.74(評価5))
ウォーキングイベント
■拠点を越えたウォーキングイベント「第1回FBウォーク」を開催しました。
(期間:2023年2月12日~26日、参加者28名、満足度4.08(評価5))
■「第2回FBウォーク」は団体対抗戦に参加しました。
(期間:2023年4月15日~30日、参加者24名、満足度4.53(評価5))
■「第3回FBウォーク」は団体戦に参加しました。
(期間:2023年6月1日~28日、参加者20名、満足度4.30(評価5))
ヘルスケア講座
2022年度:
肩こり改善(2023年3月13日 参加者12名、満足度:4.17(5評価中))
2023年度:
姿勢改善/肩こり腰痛(2024年2月2日、5日 参加者18名、満足度:4.59(5評価中))
フレイル
雪印メグミルク株式会社様による「骨・カルシウムセミナー」を実施
(2023年5月18日 参加者:14名)
(2024年4月17日 参加者:23名)
■いわきサンシャインマラソン実行委員会とふくしま海ごみ削減プロジェクト主催の"クリーンアップRUN"に昨年に引き続き参加し、いわきサンシャインマラソンのコースのゴミ拾いとウォーキングしながら従業員同士および従業員のご家族の皆さんと交流することができました。
(2024年2月18日(日) 26名参加)
■日本財団が推進する「CANGE FOR THE BLUE」プロジェクトと、環境省が推進する海洋プラスティック問題解決に向けた取り組み「Plastic Smart」キャンペーンと協力して実施する「海ごみゼロウィーク」に参加し、皆さんと交流することができました。
(2023年6月4日(日) 福島県いわき市 薄磯海岸清掃へ参加)
今後も生活習慣病を予防すべく、運動機会の提供、禁煙援助、食育と食改善を従業員のみならず、家族まで含めた健康維持、増進施策を積極的に行っていきます。