ごあいさつ

新しい時代、令和がスタートして、古河電池も新しいことに挑戦しようと、
年に4回、皆様のビジネスのお役に立てるような情報と
お仕事の息抜きとなるような電気・電池のトリビアを
【ただいま蓄電中】というタイトルで、産業機器営業統括部よりお届けすることにしました。


皆様とともに新時代を動かすような大きなパワーを蓄電できたら幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
 

まさにいま、電池が宇宙に出張中!

かつては夢だった宇宙旅行、どうやら間もなく現実になりそうですよね。
皆様の中にも、もしも行けるなら、行ってみたいという方も
いらっしゃるのではないでしょうか。

 

少しずつ宇宙が身近になりつつあるいま、
今回は、ニュースでもよく耳にする
小惑星探査機「はやぶさ2」の話題をお届けします。

 

「はやぶさ2」が、小惑星りゅうぐうに金属製の衝突体を
衝突させ、その後人工クレーターを確認するという
世界初の実験成功が報じられたのが4月のこと。

7月に入ると、太陽との距離が近くなり地表が熱くなるため、
それまでに岩石を採取すべく、現在は追加の調査を実施しています。

 

ご存知の方も多いかと思いますが、
りゅうぐうは太陽系が生まれた46億年前の痕跡を残している小惑星。
そこから採取した岩石を研究すれば、生命の起源に迫ることが
できるかもしれないという、壮大なプロジェクトです。

 

そんな「はやぶさ2」には、古河電池の宇宙用リチウムイオン電池が
11個搭載されています。

 

実際、どのように活用されているかというと、
通常は、太陽電池パドルが主電源として稼働するのですが、
打ち上げ直後、太陽電池パドルが展開するまでの間、
電源機器を動かすための電力を供給。
地球スイングバイ時には、「はやぶさ2」が地球の影に入り、
電力供給が絶える20分間も電力を供給しました。

 

今後のサンプル回収時は、太陽を背にして太陽電池パドルにより
発電しながら行いますが、電力供給がうまくいかなかった場合に備えて、
当社のリチウムイオン電池がスタンバイします。

 

重要な責務を背負って、電池が宇宙を旅している。
そう考えると、出張に送り出した若手社員を見守る管理職のよう。
ついつい「はやぶさ2」のニュースを感情移入してチェックしてしまいます。

 

今後も古河電池では、ワクワクしながら
電池がどこで、何を支え、社会にどういった貢献ができるか、
真剣に考えていきます。

 

※2019年5月20日現在の記事です    


 

関連URL(過去のニュースリリース)

 

 

 

2600 年前には電気が発見されていた!?

電気は、いつからあるか知っていますか?

 

電球を発明したとされるエジソンの頃からと思う人も多いかもしれませんが、
実は2600年前の古代ギリシャの時代から。

 

当時の人は、琥珀を布でこするとモノを引き付ける力が
あることを知ったそうです。
ただ、電気(静電気)という概念がなかったので、
琥珀を“不思議な力をもつ石”と捉えていました。

 

その後、16世紀に入ると、イギリスのギルバートという医師が
琥珀以外のモノをこすっても“不思議な力”が現れることに気づき、
研究が進められていきました。

 

やがて19世紀になり、トーマス・エジソンが電力事業を興します。
いまではすっかりエジソンが白熱電球を発明したかのように
伝えられていますが、発明したのはジョゼフ・スワンで、
実用化実験に成功したのがエジソンでした。

 

当初は白熱電球の発光時間が短く、実用化するまでに至らずにいました。
ところがフィラメントをさまざまな素材に替え、
やがて竹が長時間発光することがわかったそうです。
それが、なんと日本の京都の竹だったというから驚きです。

 

こうやって先人の力は、やがて私たち人類を支える力になりました。

 

いま、電気は社会インフラとして重要な役割を果たしています。
もし、電気がストップしたら企業も家庭もすべて機能しなくなります。
どうぞ、万が一の停電に備え、蓄電池の設置・点検をご検討ください。