2018年4月25日
近年、蓄電池に対するニーズが高まっています。それは今後、電気に対する意識が変わってくるからです。これまで、電気は無尽蔵に供給されるものと思われてきました。しかし、ベースになっている電力が明確になっていない現在、電力使用量を可視化し、発電機や蓄電池を制御するエネルギー監理システム(EMS)は一気に普及し、電気は需給関係をモニタリングしながら、コントロールするものという意識が定着していくと考えます。
一般的にも,「温暖化対策と経済成長の両立には省エネが極めて重要な役割を占める。」と指摘されています。世界で初めての電気自動車の省エネレース(2時間の走行)から24年目となります。
同じ電気エネルギー,同じ走行時間での記録は,そのまま省エネ機器(電気自動車)を開発したことになりますが、走行距離が増えた分だけスピードが増し、その部分だけ安全対策が必要になってきます。
弊社が、毎年、秋田県大潟村で開催している「ワールド・エコノ・ムーブ」も、電気に対してより意識的になってもらうための試みをであり、その舞台を提供してきました。約100Whのバッテリーを支給し、各チームによる充電作業を含めたものとし、2時間でどれくらい走れるかを競う大会で、第1回開催から24年を経て、走行距離は約2倍以上に伸びました。参加者が真剣に電気と向かい合った結果になります。
これまで、ガソリン車もディーゼル車も、モータリゼーションの柱でしたが、「モーターと組み合わせる」という仕組みはこの20年で大きく進化しています。
市販車でも車はモーターが主動力の時代に入り、車メーカーも自社で独自の開発が進められてきています。
また、地球温暖化対策や地球環境問題への取り組みには、少ないエネルギーを使って目的を果たす省エネルギー機器の開発が、最大の効果になると考えています。出場される皆様のチャレンジヤーとしてのご活躍を益々、期待しております。
スクーター始動用の制御弁式鉛蓄電池、現在はモデルチェンジによりFTX4L-BS 4個になっている。
- 鉛蓄電池仕様書 (852KB)
- FTX4L-BS形バッテリ 取り扱い・特性資料 (902KB)
電気自動車の省エネレースが各所で始まっています。ワールド・エコノ・ムーブ(秋田県の大潟村)、同年からスタートした電気自動車エコラン競技(宮城県菅生)の両大会は、24年目を迎えます。どちらの大会とも優勝チームの記録(総走行距離)は初回と現在では2倍となっており、引き続き、今年も更なる記録の更新が期待されています。
また、関連するソーラーカー・レースの大会は次の通りです。
エコノ・ムーブ関連
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ソーラー・カー・ラリー及びレース関連
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