2014年6月10日

大潟村での大会の概要

2013ワールド・エコノ・ムーブ大会 第2戦 平成25年5月4日(土)~5日(日) 秋田県「大潟村ソーラースポーツライン」で開催された「2013 ワールド・エコノ・ムーブ」では、桜と菜の花の咲く往復約6Kmの周回コースを大会より支給された同容量の鉛バッテリー(弊社製:FTX4L-BS×4個)のみをエネルギー源(約100wh)とし、2時間内の走行距離を競う省エネルギー電気自動車の大会。 大会は自動車関係を含む企業や大学チームのオープンクラスと、高専や高校チームのジュニアクラスに分かれて、熱いバトルが繰り広げられました。 当大会でのこれまでのトップクラス記録は、大会のエネルギー換算では、3.3円の電気量を使って、2時間で90.0キロ(2010年)を超えています。

 

秋田県大潟村で開催の「ワールド・エコノ・ムーブ」は、1995年に世界で始めて「電気自動車の省エネレース」としてスタートして、19回目となりました。東日本大震災の影響が残っていることもあり、出場総台数は54台に留まりました。 当大会には弊社の徳山社長が出席し、多くの将来のエンジニアに向けて、挑戦者として活躍を期待する旨の挨拶をさせていただきました。

出走式にて挑戦者としての激励の挨拶をする徳山社長(2013年5月5日)
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出走式にて挑戦者としての激励の挨拶をする徳山社長(2013年5月5日)
決勝レースでスターテイングフラッグを振る徳山社長(2013年5月5日)
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決勝レースでスターテイングフラッグを振る徳山社長(2013年5月5日)
大潟村での表彰式の状況(2013年5月5日)
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大潟村での表彰式の状況(2013年5月5日)

ワールド・エコノ・ムーブグランプリについて

同様な電気自動車の省エネレースが各所で展開、2013年は全5戦が開催、各大会毎にポイントを設定し、グランプリとしての表彰式は恒例の「ソーラーカー等電気自動車製作講習会」東海大学代々木校舎に於いて開催されました。車関係の社会人チームが6位まで続き、その後に学生チームが続きました。

 

ワールド・エコノ・ムーブ・グランプリの表彰式の状況(2014年2月22日)
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ワールド・エコノ・ムーブ・グランプリの表彰式の状況(2014年2月22日)

2013WEMGP入賞車両・チーム(総合)

Rank GPNo. Team Name Car Name Class Total
Point
Distance (m)
1 13002 First Step Aishin AW つばさ54号 O 90 299,192.17
2 13005 PROJECT MONO ◇TTDC MONO-X^3 O 74 338,722.20
3 13004 PROJECT MONO ◇TTDC MONO-XX O 70 282,987.42
4 13001 チームスーパーエナジー GRIFFON O 62 281,641.70
5 13003 アヒルエコパレーシング東郷 Pursuiter O 58 266,619.65
6 13052 Team ENDLESS リボン Go! O 46 240,446.81
7 13090 長野県長野工業高校 環境システム班 S.P.Evolution Ver.X J 32 187,262.44
8 13074 仙台工業高等学校 定時制 不撓不屈03 J 28 173,851.05
9 13070 宇都宮工業高校 科学技術研究部 UK-hope 蒼 J 26 161,884.42
10 13006 チームはやぶさ がんばれ!はやぶさ君 O 25 160,635.41

 

 2013WEMGP入賞車両・チーム(ジュニア)

Rank GPNo. Team Name Car Name Class Total
Point
Distance
(m)
1 13090 長野県長野工業高校 環境システム班 S.P.Evolution Ver.X J 32 187,262.44
2 13074 仙台工業高等学校 定時制 不撓不屈03 J 28 173,851.05
3 13070 宇都宮工業高校 科学技術研究部 UK-hope 蒼 J 26 161,884.42
4 13083 栃木県立矢板高等学校機械技術研究部 ブルーインパルス13-A J 23 130,235.39
5 13121 栃木県立真岡工業高校 コットン 3号 J 20 96,995.43
6 13091 長野県長野工業高校 環境システム班 GANMA J 18 167,864.96

本年度(2014年度)の大会予定について

電気自動車の省エネレースが各所で始まっています。ワールド・エコノ・ムーブ(秋田県の大潟村)、同年からスタートした2014電気自動車エコラン競技(宮城県菅生)の両大会は、20年目を迎えます。どちらの大会とも優勝チームの記録(総走行距離)は初回と現在では2倍となっており、今年も更なる記録の更新が期待されています。

2014年度の開催スケジュール

エコノ・ムーブ関連

大会名称 2014年の開催日 搭載電池 供給電力量 備考
①全日本袖ヶ浦EVエコランレース 4月13日 FTX4L-BS×4個 約110Wh/2時間 EVレースと同時開催
②ワールド・エコノ・ムーブ 5月4~5日 FTX4L-BS×4個 約110Wh/2時間 キャパシタ 燃料電池搭載クラスあり
③電気自動車創作コンテスト 7月25~26日 FPX1275×4個 約260Wh/1.5時間 キャパシタ 高校生が対象で創作コンテスト
④エコ1チャレンジカップ 8月23日 FTX4L-BS×2個 約50Wh/1時間相当 中・高校生による手作り電気自動車コンテスト
⑤2014電気自動車エコラン競技会 8月23~24日 FPX1275×4個 約270Wh/2時間 キャパシタ、フライフォイール 国際レーシングコース
⑥全日本袖ヶ浦EVエコランレース 10月5日 FTX4L-BS×4個 約110Wh/2時間 EVレースと同時開催
⑦W.E.M.C. in NATS 2013 11月8日 FTX4L-BS×2個 約55Wh/2時間 キャパシタ

 (注)①②⑤⑥⑦⑧は年間成績に基づくグランプリシリーズにて連携している。

(注)搭載電池とは大会毎に規定される公式電池であり、競技の要となるエネルギー媒体、車両規則を確認の上、入手されることが望ましい。

 

ソーラー・カー・ラリー及びレース関連

大会名称 開催日 搭載電池 鉛の場合 供給電力量 備考
①W.G.C.ソーラー・バイシクルレース 8月9~10日 FPX1255×4個他 約110Wh/5時間 ソーラーパネル、キャパシタ
②W.G.C.ソーラーカー.ラリー 8月9~12日 FPXシリーズ各種電池 約2.5KWh ソーラーパネル、キャパシタ、燃料電池搭載クラス
③ソーラーカー・レース鈴鹿 8月1~2日 FPXシリーズ各種電池 約2.5KWh ソーラーパネル