古河電池株式会社(本社:横浜市保土ケ谷区、代表取締役社長:黒田 修、以下古河電池)は、「バイポーラ型鉛蓄電池」の量産化の中止を決定いたしました。
古河電池は、古河電気工業株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:森平 英也)と共同開発した「バイポーラ型鉛蓄電池」(2020年6月9日リリース)の量産化に向けた取り組みを進めてまいりましたが、中止を決定しましたのでお知らせいたします。
これまでの量産化の検討の中で、当初想定していた性能の達成が困難であることや、鉛をはじめとする原材料価格の高騰、競争環境の激化などにより収益性を確保しての量産が困難と判明したことから、今回の中止の決定に至りました。
現在、試作品の「バイポーラ型鉛蓄電池」を用いた実証実験を複数のパートナーと実施しておりますが、パートナーとの協議の上で一部を除いて実証実験を継続し、得られたデータを今後の蓄電池の開発に活かしてまいります。
尚、本件による2025年度3月期の業績に与える影響は軽微です。また2025年中期計画(2022年5月12日リリース)につきましても目標を維持し、「バイポーラ型鉛蓄電池」を除いた施策をもって実現に努めてまいります。
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古河電池、「バイポーラ型蓄電池」量産化の中止を決定 (290KB)
古河電池株式会社 戦略企画部
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