冬、北日本には多くの白鳥が飛来し、雪に白鳥という美しい景色が見られます。
そんな白鳥、すべてが白い鳥だと思っていたら、
あるときオーストラリアで黒い鳥が発見され、それまでの常識が覆されました。
このことから予想外の出来事が発生した時に過去の経験や常識が通用しないため
社会に大きな衝撃を与えることを「ブラックスワン(黒い白鳥)」と呼ぶようになりました。
例えば、新型コロナウイルスの発生時。
まさか世界中に感染が拡大して、日常が激変するとは誰も想像しなかったのではないでしょうか。
また、感染症が世界に広がるというリスクは以前からあったのに放置されてきたことから、
見逃しようがないリスクが無視されるときに使われる慣用句、
「エレファント・イン・ザ・ルーム(部屋の中の象)」も当てはまります。
これらが同時に起きたことから、「ブラック・エレファント」という造語まで登場。
あれ、スワンはどこに…というツッコミは置いておいて、
いずれにせよ、私たちはコロナや地震などの教訓を忘れずリスクに備えないといけませんね。
ということで、いまこそBCPの策定や見直し・改善を実施してみてはいかがでしょうか?
BCPとは、企業活動において優先すべき事業をどれにするかをあらかじめ決めておき、
災害時でも事業を継続させたり、早期復旧を図ったりするための
Business Continuity Planning、事業継続計画のことを指します。
1970年代からあった手法ですが、2001年のアメリカ同時多発テロで関心が高まりました。
飛行機が突撃したビルに入居していた某大手企業では、
すぐさまBCPを発動させ、従業員全員を無事に避難させることができたのです。
日本ではようやく2011年の東日本大震災後に注目されましたが、
まだまだ普及率が低いのが課題です。
さて、BCP策定で重要な項目のひとつとなるのが、非常時の電源確保です。
停電時に役立つESSをご紹介しますので、ぜひ参考になさってください。
ESSとはEnergy Storage System、電力貯蔵システムのことで、
2022年11月より古河電池・今市事業所(栃木県)で実証実験を行っています。
太陽光パネルを設置し、当社製の再エネ用蓄電池に蓄電・放電して、
太陽光発電をより有効活用することでCO2排出量を減らしつつエネルギーコストをダウン。
さらに、万が一停電しても、蓄電池とEVに貯まっているバッテリーから放電することで
最大24時間、最低限の業務維持を可能にします。
もちろん携帯電話の充電もできるので、
電波さえつながってさえいればテザリングで
パソコン上のデータを本社や他拠点、取引先などに送ることができます。
事業の継続は会社の持続可能性につながりますし、
従業員の定着率アップや人材獲得、投資家へのアプローチ、
ひいては地域社会への貢献にもつながります。
BCPの策定や見直し・改善についてご検討の場合は、
ぜひ古河電池にご相談ください。
▼お問い合わせはこちら
fb-indst.sales@furukawabattery.co.jp
古河電池株式会社 産業機器営業統括部 営業技術部