最近、日本各地でよく目にするのが外国人観光客の姿。
昨年2023年は訪日外国人旅行者数(推計値)が2500万人※を突破し、
コロナ禍以前の8割まで回復したそうです。
そんな外国人観光客が日本で楽しんでいるのが食。
人気メニューのひとつはもちろん寿司!
そう、かつて生魚を食べる習慣のなかった外国人がそのおいしさに気づき、
日本食ブームや健康志向の高まりなどなども加わり、世界的に魚を食べる機会が増えているのです。
ところが、需要に対して天然ものの漁獲高は横ばい。
魚種によっては乱獲されているものもあり、魚不足が懸念されています。
そこで、いま注目されているのが、陸上に水槽を設置し魚を育てる陸上養殖です。
なぜ海面養殖ではなく陸上養殖なのでしょうか?
陸上養殖はまず漁業権が必要なく、漁に出るより危険が圧倒的に少なく、
土地があればどこでも始められるため参入しやすいという理由があります。
しかも、室内で行うことから沿岸の環境や天候に左右されない、
餌や魚の排泄物で海を汚すことがない、魚が病気になるリスクも少ない、
そして水温調整して出荷時期をコントロールできるといったメリットが。
さらには、IoTを活用することで少ない人員で管理できますし、
さまざまな種類の魚を養殖することも可能です。
しかし、陸上養殖は高コスト!
土地購入や施設建設、水槽設置などの初期費用はもちろん、月々の電気代がかかります。
助成金や補助金を活用し、さらに使わなくなった学校の体育館や
耕作放棄地のビニールハウスを利用することでコストダウンを図る企業もあります。
陸上養殖の方法は
①かけ流し式
②閉鎖循環式
③半循環式
の3タイプ。
①かけ流し式は海や川、井戸からポンプで水を引き込み、汚れた水を排水する方法です。
ろ過装置を使わないため設備の導入コストを抑えられます。
②閉鎖循環式はろ過システムを使って、魚の排泄物などで汚れた水を
浄化しながら循環させる方法です。こちらは高度なろ過システムの導入と、
定期的な掃除・メンテナンスが必要。
24時間電力供給するため電気料金が高額になります。
③半閉鎖循環式はかけ流し式と閉鎖循環式のデメリットを補う
ハイブリッド型。閉鎖循環式の設備を使いながら、汚れた水を排水します。
これらに加えて、太陽光発電システムや風力発電システムなど
再エネと蓄電池を導入することで、再エネの電気を効率的に使うことができ、
また、停電時にはバックアップ電源になるので、
台風などで電気が途切れる停電リスクへの備えもできます。
さらに魚を死滅させない効果が期待できます。
となると、古河電池の出番!
遊休地であれば鉛蓄電池の設置場所に頭を悩ます必要もありません。
陸上養殖の事業化をお考えなら、どうぞ古河電池を思い出してください。
※日本政府観光局(JNTO)調べ
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古河電池株式会社 産業機器営業統括部 営業技術部