国や言葉が違ってもOK! 世界共通のシンプルなかたち。

日本各地でインバウンドの観光客が増えているいま。
お店の人が片言の英語で話しているシーン、結構見かけるようになりましたよね。
また、スマートフォンの翻訳アプリを使って言葉の壁を越え、
世界のあちこちを旅する人も増えたのではないでしょうか。

さて、言葉が違っても通じるものと言えば何でしょうか?


もちろんハート!だとは思いますが、ピクトグラム(絵文字)もそのひとつ。


そもそもの発祥はヨーロッパでしたが、
1964年に
東京で開催されたスポーツ大会で外国人選手でもわかるようにと、
空の玄関口である空港のさまざまな施設で採用され、世界的に普及していったと言われています。
そのとき最初に着手されたのが、
トイレのピクトグラム。
スカートをはいた赤い人型を女子トイレ、ズボンをはいた青い人型を男子トイレに用いました。

ジェンダーレス時代のいまでは、性的マイノリティのために、
半分ズボン、半分スカートをはいた人型のピクトグラムもあるようです。

海外では、かたちは日本とほぼ同じですが、男女で色分けはしていません。
色に関していえば、新しいホテルや商業施設では単色が増えていますし、
子どものランドセルの色も赤と黒で色分けしない傾向にあります。

確かに、差別や偏見を生まないためにも、色で性別を分けることはしない方が良いのかもしれません。

 

非常口のピクトグラムは、災害の多い日本においてとても重要です。

こちらは、最初、国際規格でに向かって逃げている人のピクトグラムが採用されていましたが、
のちに
に向かって逃げているものも登場。

また、「非常口はあちら」を示す通路誘導灯には大きな矢印が描かれているため、
矢印と逃げている人の向きを揃えることで、避難経路が直感的にわかるようになっています。

また、なぜ緑と白を使っているのか、疑問に思ったことはありませんか?
は火災のとき、赤い炎に対して視認しやすく、は停電時に周囲を明るく照らす色だから。

ちなみに非常口サイン(避難口誘導灯・通路誘導灯)には
ニッケル水素蓄電池円筒密閉形ニッケルカドミウム蓄電池が使われています。


さらに、もっとピクトグラムのトリビアはないだろうか?
と古河電池の社内を見渡してみました。

 

すると、ありました!

当社の定番商品である自動車バッテリー
注意・警告のピクトグラムが描かれているではないですか。

「火気禁止」「メガネ着用」「こども禁止」「爆発注意」など、
日常生活ではあまりお目にかからないものが並んでいます。

「禁止」を示すピクトグラムは
交通標識・道路標識と同じように
赤丸に斜線が引いてあるので認識しやすく、注意喚起に役立ちます。


こうやって見ると私たちの暮らしはピクトグラムだらけです。

コロナ禍では「マスク着用」「距離を保つ」「手を消毒する」など
感染対策のピクトグラムが誕生しました。
これから先も、社会の変化とともに、きっとさまざまなピクトグラムが生まれることでしょう。

子どもからお年寄りまで誰もが理解でき、すぐに行動を促されるピクトグラム、
改めて考えたら意外にも深い世界が広がっていました。


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古河電池株式会社 産業機器営業統括部 営業技術部