花粉症、静電気の仕組みを知れば軽くなる!?

わずらわしい花粉症
くしゃみ、鼻水、鼻づまりはもちろん、頭がボーッとしたり、肌がカサカサしたり。
スギやヒノキの花粉飛散が終わるまでもう少しの辛抱です。

さて、皆さんは花粉症が静電気と関わりがあること、ご存知ですよね。
静電気防止スプレーや柔軟剤を使って花粉が衣類に付かないようにしている人も少なくないはずです。 

しかし、なぜ静電気が花粉を引き寄せるのでしょうか?
そもそも静電気とは、いや電気とは一体どういうものなのでしょうか?

まずは電気を紐解く前に原子の存在に注目。

私たちの目には見えませんが、地球上のすべての物質は原子でできていて、
原子の中心の原子核の周辺には小さな粒、つまり電子が回っています。
ちょっとした刺激を受けると電子が軌道から飛び出してしまうのですが、
これを自由電子と呼びます。電気とは、自由電子が移動する現象を指します。

さらに、家庭で使う電気は流れるので“動電気”と言い、帯電したまま動かず
剥離や摩擦によって発生するのが“静電気”です。
静電気は超高電圧ですが電流はごくわずかなうえ一瞬で放電。
衣類も身体も空中を舞う花粉もすべて帯電しているので、花粉飛散量が
増えればその分、摩擦による静電気が起き、花粉が衣類や顔などにくっついてしまいます。

そこで活躍するのが静電気防止スプレーや柔軟剤です。
これらは界面活性剤が含まれており、空気中の水分を吸収して衣類の表面に電気を流れやすくします。
また、柔軟剤は衣類の表面を滑らかにしてくれるため摩擦が減少します。

花粉と静電気の関わり、ご理解いただけましたか?
では、もっと根本的な問題に触れましょう。

日本にはスギが多すぎる…。どうして?

もともとスギは日本の東北以南で生息し、江戸時代には木材用として植えられていました。
太平洋戦争時には資材や燃料用として伐採され、戦後は経済復興および洪水や土砂崩れを
防ぐために
スギを植えるようになりました。安価な木材が海外から入ってくるようになり、
国産スギの木材需要が減り、林業に従事する人も減ってしまいました。根深い問題です。
伐採するのも困難で、少花粉スギ・無花粉スギに植え替えるのも大変です。

それならば、リモートワークがしやすくなったいまこそ、
パソコンとスマートフォンを抱えて沖縄や北海道でワーケーションを!

沖縄は戦後アメリカに統治されていたことから植林されず、北海道
地理的にあまり育たないことからスギがあるのは道南の一部地域のみ。
北海道ならば太陽光発電施設がたくさんあるので、滞在中は再エネの
勉強を兼ねて道内をドライブするのもいいですね。
ただし、北海道はスギ花粉よりもシラカバ花粉が飛散するようです…。

▼お問い合わせはこちら
fb-indst.sales@furukawabattery.co.jp
古河電池株式会社 産業機器営業統括部 営業技術部