太陽光、風力、その次は雷発電!?

の多い季節になりました。

仕事中にドカーンと雷サージ(雷による高電圧の発生)にやられて、
パソコンやサーバーがダメになることがあるので注意が必要です。
入居しているビルの落雷対策が万全かをチェックし、
自宅でも落雷に備えて雷ガードが付いたタップを使いましょう。
また、アナログな方法ですが、落雷が激しいときにはパソコンの電源を切ったり、
コンセントを抜いたりすることも大切です。


ということで、今回は雷のお話です。

 

すでに、電圧というキーワードが出てきたので、
お気づきの方もいるかもしれません。そうです、
雷は電気です。
乾燥している季節にドアノブを触ってパチッ、
化学繊維の服を脱ごうとしてパチッとするアレと同じ静電気です。


けれども、どこで、どうやって静電気が起こり、落雷につながるのでしょうか。

まず、気温が上昇すると、太陽によってあたためられた地表付近の
空気が水滴になって雲をつくりますよね。
そして、気温が低い上空では、雲の中の水滴が氷の粒に変わります。
すると、氷の粒同士がぶつかり合い、静電気が発生し、

雲の上部にプラス下部にマイナスの電荷がたまります。
結果、雲の下部のマイナスの電荷が、地表にあるプラスの電荷に
引き寄せられて落雷となります。

 

その電圧は約1億ボルト!電流は2万〜20万アンペア!

だとしたら、落雷による電気を蓄電して、太陽光や風力発電に次ぐ、
新しい再生可能エネルギーにすればいいと思いませんか。


 

これはいいアイデアだと思い、調査を進めてみたところ、
落雷は一瞬、しかも東京だけでも
年間の雷日数は12.9日※と蓄電するにはわずかでした。
将来、雷のエネルギーが何かに活用される日がくることに期待しましょう。



ちなみに、雷により空気中の窒素と酸素が結び付き、窒素化合物に変化して、
雨に混じって地面に降り注がれることで、稲がよく育つのだそうです。
とは言え、豪雨で稲がなぎ倒されることもあるので、
雷さま、大歓迎というわけにはいきません。


いずれにせよ、皆さま、くれぐれも落雷には気をつけてお過ごしください!