「毎年、こんなに暑かった?」と思う日が増える5月。
つい冷房のスイッチを入れてしまい、
会社や家庭で「まだ早いですよ!」と注意されることもあるかと思います。
もうそろそろ、地球温暖化を意識して省エネに努めたり、
新しい施設を建てるときは再生可能エネルギーを導入してもいい時期かもしれません。
そこで、今回は、新しい時代のキーワード、ZEB(ゼブ)についてお伝えします。
「ゼブ?全然聞いたことがない」という方も、
「絶対に導入したい」という施設担当者の方もぜひ読み進めてみてください。
ZEBとはNet Zero Energy Building(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)の略。
ネット=正味という意味で、エネルギー消費が
正味でプラスマイナスゼロになるビルを指します。
省エネするだけでなく、ビルで創エネすることによって、
従来よりもエネルギー消費量を5割以上削減することが条件となります。
省エネに関しては、室内のレイアウトを工夫して明るい窓辺で仕事をしたり、高効率の照明・空調を導入したりします。
エレベーターや複合機、給湯室の数もあらかじめ少なめにしてもいいでしょう。
創エネには、太陽光発電やバイオマス発電などの再生可能エネルギーを活用します。
エネルギーの使用量を見える化・最適化するBEMS(ベムス)※1を
同時に取り入れるのもいいですね。
そして、創エネしたら蓄エネが必要になります。
そうです!
ようやく、古河電池が活躍する番です!
たとえば、コンテナに蓄電池を組み込むだけの
1MWhパッケージ化蓄電池システム FBESS※2 を屋外に設置します。
中の蓄電池は、リチウムイオン電池ではなく、古河電池の場合は鉛蓄電池。
鉛蓄電池は、そもそも低コストで導入できるうえ、熱(高温)に弱いリチウムイオン電池とは異なり空調設備が必須ではありません。
場合によっては、創エネした電力を使って、空調設備を稼働させなくてもすみます。
また、建屋もいらず、その分のコストも建設の手間もかかりません。
なかなか知られていない鉛蓄電池のメリット、伝わったでしょうか?
古河電池では、2011年には古河電工との協業で
蓄電コンテナパッケージを開発してきた経緯があります。
地球温暖化がここまで問題視される前から、
蓄電池の必要性を解き、知識とノウハウをたっぷりと蓄積してきました。
ZEBを考えるなら鉛蓄電池、鉛蓄電池と言えば古河電池。
ぜひ、そう覚えておいてくださいね。
注釈)
※1 Building and Energy Management System
※2 Furukawa Battery Energy Storage System