古河電池株式会社(本社:横浜市保土ケ谷区、代表取締役社長:黒田修、以下古河電池)製の宇宙用リチウムイオン電池が搭載された「小型月着陸実証機(SLIM)」が、2024年1月20日に月面着陸しました。
小型月着陸実証機(以下、SLIM)に搭載された当社製リチウムイオン電池は、2023年9月7日に打ち上げられてから2024年1月20日に到着するまでの間、日陰により太陽電池パネルからの電力供給が停止した際や、月面着陸フェーズで想定された約20分間の降下中に電力供給の役割を果たしました。着陸後は、SLIMへの電力供給を行い、地球との通信を支えました。
SLIMの目標の1つである電池を含めた電源システムの軽量化を実現するため、当社は、宇宙空間という極限の環境下に対応する耐久性と、従来よりも大幅な軽量化を実現したステンレスラミネート型リチウムイオン電池を開発しました。
当社は、これまでも宇宙用リチウムイオン電池の開発・製造をしており、小惑星探査機「はやぶさ」「はやぶさ2」などの搭載実績を有しています。高い信頼性が求められる宇宙向け用途で培ってきた技術力・品質・ノウハウを活かし、今後も持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
古河電池株式会社 戦略企画部
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