• 2020年12月6日、小惑星探査機「はやぶさ2」が、小惑星リュウグウのサンプルが格納されたカプセルを地球へ放出する「カプセルリエントリ運用」に成功しました。
     
  • はやぶさ2には、初代「はやぶさ」と同様、古河電池製のリチウムイオン電池が搭載されています。
     
  • はやぶさ2は今後、軌道を変更し、別の小惑星を目指します。
イラスト:池下章裕
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イラスト:池下章裕

 

 

2020年12月6日、古河電池株式会社(本社:横浜市保土ケ谷区、代表取締役社長:小野眞一、以下古河電池)製のリチウムイオン電池が搭載された小惑星探査機「はやぶさ2」が、小惑星リュウグウのサンプルが格納されたカプセルを地球へ放出する「カプセルリエントリ運用」に成功しました。

 

 

はやぶさ2に搭載された当社製リチウムイオン電池は、初代「はやぶさ」に搭載した電池の特徴である「高気密性」および「振動耐性」を引き継ぎつつ、金星探査機「あかつき」用セルの開発で培った技術により「長寿命化」を図っています。打ち上げ時におけるパドル展開や地球スイングバイ時の電力供給を行い、数々のミッション実現に貢献してきました。また「カプセルリエントリ運用」においても、はやぶさ2が地球に向けてカプセルを放出するために適切な角度に機体を傾けている数十分間、はやぶさ2の主電源である太陽電池パドルには十分に光が当たらず、発電される電力がミッション機器の動作に必要な電力を下回る時間帯がありましたが、当社製リチウムイオン電池が探査機の電源としての役割を果たし、機器の動作をサポートしました。

 

 

はやぶさ2は今後、軌道を変更し、別の小惑星を目指します。次のミッションにおいても、当社製リチウムイオン電池は第二の電源としての役割を果たし、ミッションの成功に貢献します。

カプセルリエントリ運用の概略図(「はやぶさ2」CGモデル ©JAXA )
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カプセルリエントリ運用の概略図(「はやぶさ2」CGモデル ©JAXA )

 

古河電池は、宇宙空間という極限の環境で磨いてきた技術力と品質力、ノウハウを活かし、リチウムイオン電池の技術展開、用途拡大を進めてまいります。

 

 

 

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古河電池株式会社 戦略企画部

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