江戸時代に発見って本当?今話題のレアアースに迫る

テクノロジーの進化により、さまざまな工業製品に使われるようになったレアアース
ニュースによく登場するので、なんとなくは知っていますよね。
いま見ているパソコンやスマートフォンにも使われていますが、
具体的なことはよくわからないという人も多いのでは?

ということで、この度は、レアアースについて解説してみます!

まず、レアアース(希土類元素)は、英語でRare earth metalと呼ばれているため、
メタル(金属)だということがわかります。金属はご存知の通り世界にたくさん存在し、
鉄や銅、亜鉛、鉛などのベースメタル、金や銀、プラチナなどの貴金属、
そして、希少かつ抽出が困難なレアメタルに大きく分類されます。
レアメタルはニッケルやコバルトなど47元素あり、そのうちの17元素がレアアースになります。

レアアースの始まりは、なんと江戸時代後期の1794年。
フィンランドの化学者・ヨハン・ガドリンが「Y イットリウム」を分離・発見し、
レアアースという名称をつくったとされています。

さて、このレアアース、現在、埋蔵量が世界でもっとも多いのが中国
さらに、精錬から合金化、磁石製造までの工程もほとんど中国で行われています。
我が国は、人体への影響や環境汚染問題などから
1970年代初頭にレアアース精錬事業から撤退してしまいました。

今後はさらに電気自動車やハイテク機器は増えるでしょうし、
いまのように輸入だけに頼っていていいのだろうか?という疑問が上がります。
そこで、各メーカーではレアアース使用量を減らす取り組みを少しずつ推進。
また、2026年1月12日には東京・小笠原諸島の南鳥島周辺における
レアアース泥の試掘に向けて静岡から探査船が出港しました。
まさにいま、国産レアアースの誕生に期待が高まっています!

最後に、蓄電池メーカーらしいお話を。

現在、電気自動車にはリチウムイオンバッテリーが当たり前のように搭載されていますが、
エネルギー密度が低いものの、長寿命で、低コストリン酸鉄リチウムを用いた
リチウムイオンバッテリーを採用するモデルも増えているのです。
従来のリチウムイオンバッテリーの弱点を埋めるようなメリットがあって素晴らしいですよね。
航続距離が短いというデメリットがありますが、技術革新により解消されるのではないかと思います。

手前味噌ではありますが、古河電池の主力製品である鉛蓄電池を見てみると、
レアメタルやレアアースは不使用
オーストラリアで豊富に取れるベースメタルの鉛鉱石、鉛地金や、
国内でリサイクル処理された再生鉛が原料ですので価格的にも抑えられているのです。

5年後、10年後には、どんな素材が世界のトレンドとなっているでしょうか?
世界経済はどう変わっていくでしょうか?
先の見えない時代ですが、明るい未来を想像し、楽しく、賢く進みたいですね。


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古河電池株式会社 産業機器営業統括部 営業技術部